MESSAGE 2024.11.15 事業承継問題は、他人事ではない。あと50年で平均年齢が30年延びるなら、シニア世代にとっても自分の問題 事業承継問題の解決が進まない一因に、どうしても「他人事」とされがちな点がある。あえて表現をあやふやにせずに直言すると、シニアの皆さんにとっては「死後のこと」、サラリーマンや同経営者にとっては「任期後のこと」、政治家にとっては「次世代のこと」、と思われがちだからだ。ただ、サラリーマンや政治家に
MESSAGE 2024.10.15 6期の活動結果と当機構が残してきた社会的インパクト、当機構自身の新たなフェーズでの組織の進化に向けた7期の経営方針 早いもので、当機構は9月末をもって6期目の決算を迎えた。詳細な数字はこれからだが、速報値はすでに出ているので、今回はまず6期の活動結果を皆様と共有したい。その後、第7期に向けての経営方針もご説明したいと思う。まず6期の活動結果だが、2024/9期末時点で、当機構の承継先企業数は23社まで増え
MESSAGE 2024.07.11 賃上げ、値上げ、出来ますか? 出来ない会社は、円安とインフレの波を乗り越えられなくなるかも? 賃上げが、半ば官製政策として、実現してきている。Bloombergによれば、2024年春闘の平均賃上げ率は5.10%となり、実に33年ぶりの高水準になったという。中小企業でも4.45%の賃上げとなったそうだ。そこで、今回は賃上げ、値上げと、その背景にある円安やインフレについてのJSKの考えや
MESSAGE 2024.04.09 「過去5年、ダントツの成果は出した。が、次の5年はファンド不足でこれ以上中小企業を残せない?日本人として、それでいいのか?」 今回は、過去5年間の当機構の活動をまとめたので、そのご紹介をさせて頂こうと思う。そのうえで、最後に皆様に、問題提起をさせて頂きたい。当機構は2018年11月に設立され、2024年3月までの5年強で16社を承継した。当機構が事業目的としている「子や孫に、雇用と経済を残す」については、750名の
MESSAGE 2024.01.12 あなたは何者で、なんのために働くのか? 皆様、明けましておめでとうございます。さて、本日の題を見て、どきっとされた方もいるのではないでしょうか? シンプルな質問ですが、即答できる方は案外少ない質問だと思います。実はこれ、年始に当たってJSK(事業承継機構の略称です)のメンバーにディスカッションしてもらった議題です。正解がある問いで
MESSAGE 2023.12.11 道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である 早くも2023年が終わろうとしている。2018年11月に当機構を創業して5年が経過したが、この5年間はずっと走り続けてきたせいか、毎年あっという間に過ぎていったという感想だ。年末にあたり、当機構でも大事にしている表題の二宮尊徳の言葉に触れながら、3つの話をご紹介しておきたい。まず1つ目は、道
MESSAGE 2023.11.13 1ドル500円への備えはあるか? 足元で、ドル円は150円を超えた円安になってきている。150円を超えるのは実に1980年以来32年ぶりであり、2023年初からだけでも20円近く円安に振れていることもあって、気になっている人も多いだろう。主婦の方には、電気代やガス代、輸入食料などの値上がりを通じて、円安の影響を実感されている方もいる
MESSAGE 2023.10.12 金利7%への備えはあるか? 少し前の5月のことであるが、米銀最大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が、「10年債利回りが6〜7%まで上昇する可能性に備えるべきだ」と発言した。一般の方々にはなかなかショッキングなコメントだったかもしれないが、的を得た意見だと当機構では考えている。当機構は事業承
MESSAGE 2023.09.12 ご縁と事業承継 最近、ご縁の大切さを痛感することが増えている。そもそも事業承継とは、複数のご縁が結びつかないと、成立しないものだからだ。ただ、そのご縁は、人智の及ばないところで決まる部分が大きいものだ。それこそ、ご縁の有無の9割は、天運によって決まるものではないか?とも思う。だからこそ我々は、我々にできる最大限を、
MESSAGE 2023.08.10 支援者の会 8月2日に、1年ぶりに支援者の会をリアル開催することが出来た。さわかみ会長や西澤監査役にご登壇いただいたほか、当機構の新本社に30名強のお客様をお迎えし、さらにオンラインで40名ほどの方にご参加頂き、大盛況の会であった。中にはわざわざこの会に参加するために京都からご参加頂いた方もおり、質疑も活発にな