先週、第3回支援者の会を行った。
新しい方もいらしたので、
最初は事業説明の映像を見て頂き、
その後にQ&Aを行う形で進めた。
すると、最初は静かに始まったが、
1人目から質問が出ると、次から次へと質問が続き、
やがて活発な意見交換になり、あっ、という間に予定の2時間が過ぎた。
とても楽しく、また参考になる会だった。
これだけネットや通信が普及した時代でも、
やはり、人と人が、顔を合わせて意見交換する以上の
コミュニケーションはないと、再認識した。
支援者の会は、今後も2カ月に1度を目途に定期的に開催していくので、
もしご関心がおありの方は、ぜひHPから申し込みして頂き、お越しいただきたい。
直接お会いして、ご質問を頂き、お答えするのが、
何よりもご理解頂ける一番の方法だと思う。
(次回は2/5の予定です。詳細はHPのニュース欄をご覧下さい)
ただ、残念なのは、現時点では東京でしか開催できていないこと。
将来的には、日本全国をまわりながら、
支援者の方と直接顔を合わせてお話したいが、
まだ事業段階的にそこまでいけてないのがもどかしい。
新聞等を見た方からHP経由でお問い合わせを頂くことも増えているが、
「九州なので、、、」とか、「北海道なので、、、」
という方も多く、
「近ければぜひ参加したいのだが。。。」
という声に、
お応えできていないのだ。
ここは、当機構の課題である。
ただ、実務的にはもう少し時間がかかりそうなので、
今回は、支援者の会で出た代表的なQ&Aを掲載し、
遠方の方々にも少しでもその雰囲気をお伝えできればと思う。
代表的なQ&Aは、以下の通りだった。
Q① 案件候補の数は?
A:今年一年で、既に200社超から相談を受けている。
足元でも増えているため、来年はおそらく2~3倍になるだろう。
もっと増えるかもしれない。
Q② 業種や地域に制限はあるのか?
A:社会的に必要な企業であれば、業種や地域で制限することはない。
目安としては、銀行が付き合える企業であればOK。
(ただし、反社会的事業や風俗関連業等は除く)
Q③ 投資判断基準は?
A:一言で言うと、「自分の孫やひ孫に本当に残したい&必要な企業か?」である。
当機構は、日本のため、子や孫の未来のために企業を引き継ぎ、残すことを理念としている。
「自分が儲かるかどうか?」を中心に判断するわけではないところが、
他のファンドや事業会社と一番違うところだ。
Q④ 買取は100%でなければならないのか?
A:承継した企業を安定的に経営して長く残せるように、100%を基本としている。
ただ、個別案件毎に事情は異なるので、相談して決めることは当然にある。
Q⑤ 案件の詳細が知りたい
A:我々も、出来るなら伝えたい。
ただ、創業者の気持ちを考えると、それは実務的に困難だ。
だから、伝えていない。
これは、立場を逆にしてみると、わかりやすい。
たとえば、あなたがA社の創業者だとしよう。
あなたが、秘密裏にA社の事業承継の相談をしたときに、
その話を多数の人にされたらどう思う?
嫌だろう?
さわかみ投信でも、
ファンドマネージャーが個別投資について、
投資前に投資家に説明することはない。(投資後に説明することはあるが。。)
我々も同様に、結果で語るしかない。
そして、実績を積み重ねながら、我々の理念や志を信じてもらうしかないのだと思っている。
なお、承継先については、
(全案件ではないが)適宜HPに掲載していこうと思っているので、
定期的にHPをご確認頂ければと思う。
Q⑥ 当機構の社会的な立ち位置は?
A:組織的には、一般社団法人 と 株式会社 の2つがあり、
両輪となって活動している。
本質的には、「日本のため、子や孫の未来のため」の公益事業なので、一般社団法人が適している。
ただ、大規模に事業を行うには一定の利益も必要であり、
また日本の社会慣行上、株式会社の方がビジネス活動をしやすいので、
株式会社も併存する形にしている。
最後に、出席者の方から、こんなコメントがあった。
「資料も読んだ。
HPに掲載されている動画(※2019.5.28のニュース欄に掲載中)も見た。
でも、正直よくわからなかったから、今日の会に来た。
そして、直接話を聞いたら、よく理解でき、安心した。
こんなに素晴らしいことをやっているのだから、
私は、一番最初から、支援者として参加したい。
大きくなってからにわかファンとして参加するのではなく、
大事な最初を支える初期メンバーとして参加したい。
それが出来ることが、とても嬉しいし、誇らしく思う。」
こんな出会いが、とても嬉しい。
ますます、やる気がわいてくる。
当機構の挑戦は、今年始まったばかり。
まだまだ課題が多いのは事実だが、
来年は飛躍の年にするつもりだ。