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バブル崩壊? 想定の範囲内だ

前回ブログを書いてから、2週間で株価が2割近く下落した。

 

 

世間は大騒ぎだが、なぜ騒ぐのだろう?

 

 

この程度、当然に想定の範囲内だろう?

 

 

昨年の支援者の会に参加された方や、

さわかみグループの年始会に参加された方は、

昨年後半から私がしきりに「今はバブルだ。かならず弾ける」と断言していたのを、

何度も聞いた方も多いだろう。

 

 

それが、現実になっただけだ。

 

 

なお、ひとつ注意しておくと、私はコロナの流行を予見したわけではない。

そんなこと、誰にも出来はしない。

(そう主張する人がいたら、詐欺師かもしれないから注意した方がいい)

 

 

ただ、「バブルが発生していること」と、

「バブルはいつか弾ける」ことを理解していただけだ。

 

 

今回は、コロナがそのきっかけになったとされているが、

たとえコロナが発生していなかったとしても、

別の要因をきっかけに、やはりバブルは弾けただろう。

 

 

バブルがあれば、それはいつか必ず弾けるのだ。

 

 

野村証券の大先輩の言葉を借りれば、「海の色が変わった」のだ。

 

 

だが、バブルがはじけると、いいこともある。

「不況の効用」が起こり、

ニセモノがどんどん消えていくのだ。

 

 

ただ数年、バブルの波に乗っていただけの軽い企業は、

今後バタバタと潰れるだろう。

 

短期的な痛みは伴うが、

ゾンビ企業の退出も促進され、長期的には市場が健全化する。

(政治的な理由でまた公費で無駄にモルヒネが打たれ、ゾンビ企業がさらに増えないことを願う)

 

バブルにまみれた欲をメインエンジンにしていた不動産ビジネスや、

なんちゃって資産運用ビジネス、「ソーシャル」レンディングなども、

今後多くが問題化するだろう。

それらに加担していた銀行も、当然にしんどくなる。

 

 

また、「事業承継」を金儲けのネタにして私腹を肥やしてきた

「なんちゃって事業承継ファンド」も、多くが消えてなくなるだろう。

(特に創業者の皆さん、これから何が起こるかをよく見ておいてください。

ニセモノの先に会社を承継すると、会社や社員がどういう悲劇を迎えることになるのかを・・・

それを決めるのは、創業者の最後の決断であり、責任なのです)

 

 

バブルがはじけると、ニセモノがどんどんふるい落とされていくのだ。

 

 

そんな中、我々がすべきことはいつも通り、一歩お先に、だ。

 

 

読み通りの展開になってきた。

その流れに乗る備えも、十分にしてきた。

昨年じっと我慢してきた分、ガソリンも満タンだ。

 

 

だから、ここからが我々「永久投資家」の、本当の出番だ。

(「長期投資家」であるさわかみ投信のメンバーも、腕まくりをしているようだ)

 

 

どんな時も、本当に世の中のためになり、必要とされている企業は、生き残る。

そして、我々が子や孫に残したい企業は、そういう企業だ。

 

 

さあ、徐々にスピードを上げて行こう。

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