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行き過ぎた資本主義を補完する方法

さて、前回ステイクホルダー資本主義の話をしたので、もう少し追記しよう。

 

 

資本主義とは、そもそもなんだろうか?

 

 

即答できる人は、以外に少ないのでは?

 

 

広辞苑によると、「資本主義」とは、以下の通り定義されている。

 

 

「封建制下に現れ、産業革命によって確立した生産様式。

商品生産が支配的な生産形態となっており、生産手段を所有する資本家階級が、

自己の労働力以外に売るものをもたない労働者階級から労働力を商品として買い、

それを使用して生産した剰余価値を利潤として手に入れる経済体制。」

 

 

ここで大事なのは、3つある。

 

 

①商品生産が支配的

②生産手段を所有する資本家階級

③労働力以外売るものをもたない労働者階級

 

 

だが、今の時代では、この3つがずれているのだ。

だから、資本主義は機能不全に陥っている。

 

 

たとえば①について言うと、

今の先進国経済の中心はもはや商品ではなく、サービスである。

経済が進化すればするほど、サービス中心の経済になるのは、自然の摂理だ。

 

 

そして、②のサービスの生産手段は、所有するのに大したお金はかからない。

(商品の生産手段を所有するには、工場などを整備する資本が必要だった)

サービスは、アイデアと能力があれば、個人でも可能。

ネット上のアプリで上場する企業が多数出てきているのが良い例だ。

必要なPCやネットなども、価格が格段に下がったため、

先進国ではほぼ誰でも生産手段を持てるようになった。

 

 

③その結果、労働者と資本家の境界が薄く、低くなった。

これは、正と負の両面の効果を持つ。

すなわち、気づいて行動したものには、資本家と労働者の両方の分の利益が、独占的に与えられる。

それは、これまで世界が見たことのないほど巨大な利益になる。

GAFAなどのIT企業の巨大な利益が良い例だ。

 

 

逆に、単純労働者への利益分配はなくなるため、貧富の差は拡大する。

分配が減るのではない、ゼロになるのだ。

 

また、新興国で行われる商品生産中心の経済においても、

単純労働が次々とロボット化していることもあり、

もはや単純労働者への富の分配ルートは絶滅寸前なのだ。

 

 

じゃあ、どうすれば修正できるのか?

 

 

資本主義から生まれる問題の是正は、資本主義の中では出来ないのだ。

 

 

かといって、資本主義に変わる主義がないのも現実。。。

 

 

だから、資本主義を補完する仕組みが必要なのだ。

 

 

その補完の方法は、いくつかある。

 

 

が、補完の仕方によって、経済上の利権が大きく動くことになる。

ルールが変わるということは、常に利権の移動を伴うからだ。

 

 

どのように補完するか?

それは、世界各国の利益の分配に直結する。

 

 

たとえば、オリンピック競技のスキーや水泳でそうだったように、

日本勢が好成績を出すたびにルールが変わり、

欧米勢の有利なルールに変更されてきたことに例えると、

わかりやすいかもしれない。

 

 

どのようなルールで補完するかは、

それが大きな利権を伴う以上、

今後数十年にわたり、

世界の政治や経済を動かす大きな論点で有り続けるだろう。

 

 

 

資本主義は万能ではない。

 

 

だから、補完する必要がある。

 

 

そこまでは、ようやく世界が気づき出した。

 

 

その中には、もちろん我々が唱える長期投資、永久投資も入る。

それが有力な選択肢であることに、

疑問を呈する識者はいないだろう。

 

 

だが、政治決定を待っていては、いつになるかわからない。

 

 

それに、待つ必要も、理由も、我々にはない。

 

 

だから我々はいつもどおり、

自助努力で先を読み、

お先に行動していこう。

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