株式会社Yamatoさわかみ事業承継機構(本社:東京都千代田区、代表:吉川 明)は、子や孫の未来のために必要とされる中小企業の事業承継問題の全面的解決を目指し、「5000社の事業承継プロジェクト」を推進しています。4月末現在で、7社を承継し、約300名の雇用、40億円超の経済(売上)を維持しています。
この度、当機構は、90年以上にわたり造船・電機業界の日本の大手企業を支えてきた「有限会社柳川製作所」を承継しましたので、お知らせします。
会社概要
会社名 | 有限会社 柳川製作所 |
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所在地 | 兵庫県加古川市野口町水足179-13 |
代表者 | 柳川 正樹 |
事業内容 | 1921年に鋳造用木型製作所として創業。以来90年以上にわたって主に造船・電機業界の大手企業を顧客として、鋳造用木型および鋳型製作、さらには機械加工を営業品目として事業を展開。
2008年には、圧力容器気密試験工場と熱処理工場を新設し、事業の枠組みを広げる。常に新しい技術に目を向けつつ、顧客の立場に立った製品の供給とサービス向上に努めている。 |
事業承継問題と当機構の取り組み
現在、事業承継問題を抱えている中小企業は127万社ありますが、毎日174社が廃業、1,506人が失業し、52億円が失われています。企業の廃業に伴う税収減は財政悪化を招き、ひいては社会インフラの劣化にも影響し、そして地域の過疎化によってさらに他社が廃業するという連鎖的な社会問題をもたらしています。事業承継問題をこのまま放置した場合、その影響は東日本大震災が毎年2回以上、20年で40回以上発生するのに匹敵するほど大きな経済損失をもたらします。
その127万社のうち、事業会社や投資ファンドなどの営利追求型ビジネスによる承継の取組対象となるのは2%未満で、残る98%の企業は対象外となっているのが現状です。当機構は、営利追求型ビジネスでは解決できない98%の事業承継問題に、私益よりも公益を優先するソーシャルビジネスとして取り組むことで、社会に必要な全ての「中小企業」を主役として残すことを目指しています。その現実的な第一歩として「5000社の事業承継プロジェクト」を進めています。
事業承継問題でよく言われる後継者不足というのは事業承継問題の氷山の一角にすぎません。事業承継問題は、企業、経営、人材、資金などの100超の課題が絡み合う複合問題です。当機構では、これらの100超の課題をパターン化し、解決策をパッケージで提供する独自の仕組み「事業承継プラットフォーム®」を構築しており、承継から経営まで、対象企業を一貫して支援します。
※事業承継プラットフォーム®は当機構の登録商標です。
Yamatoさわかみ事業承継機構について
事業承継問題を全面的に解決するために、「利益」と「社会課題の解決」を両立するソーシャルビジネスを展開する当機構は、事業承継の実現および承継後の経営ノウハウを有するYamatoグループ(代表:吉川 明)と、短期利益を追わず企業を応援する目線を持つ長期投資の草分け的存在である株式会社さわかみホールディングス(代表:澤上 篤人)の合弁会社として2018年11月に設立されました。
日本の宝である中小企業を残し、雇用・経済・安全を子や孫に残すことを目的に、永久保有による事業承継投資および承継先の経営を行っています。